僕の上司は彼女です。


「そんな…まさか…!」


「お前が来てからチカは変わった。社内の奴らが驚くほど変わったよ。

明るくなったし、何より人前で笑うようになった。

あんなチカ、俺も社内の奴らも見たことなかったよ。

あんた風にチカを変えれるのは……お前しかいない。お前だからチカは…」


そんな上手い話があるわけない。


チカが俺を……なんて。
あっていいわけないっ!


社長に騙されまいと、必死で首をふる俺に姉ちゃんが……とどめをさした。


「恭介…。チカって……意地っ張りでしょ?

頑固だし…素直じゃないし。“私にそっくり”…ってよく思うのよね…」


クスッて笑いながら、軽く話すから………耳を傾けてしまった。