僕の上司は彼女です。


「それが怒りからなのか、喜びか。

懐かしさからか、信じれない出来事にか。

それは俺にはわかんねぇけど、理玖に渡された履歴書を持つ手が震えてたよ。


だから俺は“もしかして…?”と思ってお前を採用したんだ。

まぁ結果はバッチリビンゴ!だったみたいだけど…お前ら焦れったいんだよ!

もどかしくて…見ているこっちがイライラすんだよ!」


「…えぇ!?

な、何がもしかしたらで、何がビンゴなんすか??」


後半部分は、早口で怒り任せって感じに話す社長にちょっとオドオドしてしまう俺…。


「どれだけ骨のある奴が現れたって、どれだけ魅力的でも……チカの心は動かないってことだよ。

チカは……チカの心の中にはもう決まった奴がいたんだよ。

今も……昔もな。
いや、昔からずっと…って言うべきかな?」