僕の上司は彼女です。


俺のせいだ…。
誰にきいたって明白だ。

俺がつけた傷は今もなおチカの胸に深く残ってるんだ。


俺……チカの前から消えた方がいいんじゃないか?

これ以上……チカを苦しめたくない。


「そんなこと言ってたって、誰かを好きになるなんて事故みたいにある日突然いきなりだろう?


口ではそう言ってても、自分の意に反して、はじまっちまうもんだろ?恋愛なんて。


だからいつか…『社長の女であろうとも、俺は好きなんだ!』って言ってくるような骨のある奴が現れないかなぁ~って思ってたんだがなぁ…」


遠い目でそう語る社長は、ビールをグビッと飲んだ。


「お前が面接にきた日な、理玖がお前の履歴書持ってきた時、チカ……震えてた」


「………え?」