僕の上司は彼女です。


「……うぇぇ?ゲッホ!!

何で?何で、姉ちゃん…ゲッホッ…!!」


「汚っっいわね…。
吐くなら飲むな、もったいない…!」


そう言ってティッシュをよこすと、シュン…となってから


「その時は知らなかったのよ。まさかライバル社だったなんて…」


ポツン…っと言った。


まったくここの姉妹は…負けず嫌いなとこも意地っ張りなとこもそっくりだ。


つまり姉ちゃんは、夢を叶えて驀進中の社長の負担になりたくなかったし、余計な心配もかけたくなかったんだろう。


それから、そんな活躍中の社長の彼女がプー太郎だなんて知られたくなかったし劣った自分を見られたくなかったんだ。


だから隠して必死で仕事を探してた。