僕の上司は彼女です。


「じゃあ、聞くけど!

あんたチカの部下で良かった?元とは言え、彼女と同期や同僚ならまだしも、部下よ?部下!

我慢できる!?」


噛みつかれるんじゃないだろうか…ってぐらい剣幕に言う姉ちゃんにもうタジタジ…。


だけど…。


「あぁ~…まぁそりゃぁ…ちょっとはそう思うけど…。

だけど、俺と姉ちゃんじゃ立場が違うじゃん。

俺、男だぜ?元カノが上司て…俺のがダセーよ…」


「……うん。まぁそうね。情けない事この上ないわね。

まぁ、飲みなさいよ」


もう1本ビールをくれる姉ちゃん。


俺らのやり取りを見てた社長はやれやれとため息をついてから


「だからって、何もうちのライバル社に行かなくてもいいだろう?」


信じ難いことを言うもんだから、俺は飲んだビールが気管にはいってむせた。