僕の上司は彼女です。


ところが………。

当時、姉ちゃんが働いて不動産屋が倒産した。


倒産…っていうか、社長が逃げたらしい。


途方に暮れる姉ちゃんだが、社長にだけは頼りたくなかったんだとか。


「だって悔しいじゃない?

片や、出世して社長でやっとこ軌道にのってジャンジャン仕事も入ってきてウハウハなのに。

片や、プー太郎よ??

『仕事探してる』なんて言ったら『うちで働け』って言うに決まってんじゃない!」


忌々しいといわんばかりに、缶ビールをベキッとヘコませる姉ちゃん。


「いや…そうかもしれないけど、でもいいじゃん。

彼氏と一緒の職場だし、仕事も見つかるし…」


そう言った俺をジロッ…って睨んでから…