「……あれ?
もしかして社長…俺らのこと…?」
「あぁ、知ってる。
あの日…あのミスして謝りに行く日の朝にお前には本当のことを言おうとしたんだけど話が逸れてな…」
……あ!あの言いにくそうにしてた時だ。
“回りくどいのは嫌いだから”…って何か言おうとしてた続きはそれだったんだ。
「お前は俺とチカがデキてると思ったみたいだけど…まぁ無理もない。
チカには長年隠れ蓑になってもらってるし、わざとそう見えるようにしてるからな」
「わざと…?」
俺がそう聞くと社長はチラッと姉ちゃんを見て、姉ちゃんがコクンと頷いたのを確認してからまた話だした。
「『Re:START』って会社知ってるか?」
「あ、はい。
確か…うちと1、2を争うライバル社ですよね??」

