僕の上司は彼女です。


「えぇ…実は…。

お恥ずかしながら…そこに座っております我社の新入社員の島崎が池内部長様の見積書を間違って入力してしまい、大打撃なんです。

新人のミスですから何とかご理解いただきたかったのですが…そうもいかず…。

この危機的状況の奪回策と、池内部長様に何とかご理解いただきたく、賢者の知恵をご拝借願おうと思い立った所存でございます」


いけしゃあしゃあとそう言ってのけた社長の横で、池内部長は最早廃人と化していた。


俺には何のことだかわけがわからず、ただただ頭に「?」を並べていると社長のその報告を受けた常磐専務は眉を釣り上げ


「池内くんっ!
きみは昔の自分を忘れたのかねっ!?

よくもまぁ…随分とえらくなったもんだな!飽きれたよっ!」


さっきまでの穏やかさはどこへやら…??

険しい顔つきで大声をだす常磐専務。