僕の上司は彼女です。


「……ん?お前達…何してるんだ?」


社長のそのまぬけな声で、チカを庇ってる状況だったことを思い出し慌ててパッと離れた。


「漸く大将のお出ましか!

社長が社長なら部下も部下だな!」


社長にまでも暴言を吐く池内に、さすがの俺も堪忍袋の尾が切れそうだ。


「あ、申し遅れました。
私、UP&C代表取締役社長、遠野です。

いやぁ~…この度はうちの新入社員が多大なご迷惑をおかけして申し訳ありませんでした。

ままま、座って一杯…」


明らかな嫌味なのに、社長はサラッと笑って交わして池内部長を元の席に座らせた。


「チカ、ビールを!」


そう告げられたチカは部屋を出た。


ふんぞり反って座る池内部長の横で社長は、にこやかに平然と座っていた。