ー…
「…リ…。ユウリっ!?」


……?

「しっかりしろっ!ユウリっ」

「船長…?」


数時間後、ユウリはコーダに発見され、意識を取り戻した。

!…
「ルカっ…?!」


ユウリは、さっきまでの事を思いだし、立ち上がろうとするがー…

ズキンッ…


「って…」


「…何があった?」

コーダは慌てることなく、冷静にユウリに問いかけた。

「ロイの手下に…ルカを連れて行かれてー…っ」

「やっぱあいつらか…。追うぞユウリっ」

「ー…」

「ユウリ?」

「オレ…ルカを守れなかったー…っ」


ユウリはルカを守ってやれなかったことに対し、自分を責めた…


グィっ
「んな事言ってる暇あんなら行くぞっ。…ルカが待ってる。」

コーダのその言葉に対し、ユウリは

(ルカー…っ)


待ってろっ…今行くからー…