ユウリに声をかけたのは、ロイの手下。

「今日はちょって頼みがあってなぁ~…。」

「…はぁ?んだよ、気持ち悪りぃ…」

ユウリは、全く相手にしない様子。


「まぁ、用はそこのお嬢ちゃん。…こっちに渡してもらおうか?」


(私ー…?)


「無理、ってロイに言っとけ。ルカ、行くぞ」


ユウリはルカの手を取り、その場を離れようとするがー…


「ったく…手間かけさせんなよなぁっ~?」


男は、ユウリに殴りかかろうとするが、ユウリに止められ…

ガッー…

「ってぇっ」

「お前らに構ってる暇ないんだよ。悪いな?」


「…笑。相変わらずつえーなぁ?お前…」

「そりゃぁ、どうも。」

「待てよユウリっ!」


「ったく…しつけぇなぁ…」


ユウリは、男に蹴りかかりー…
男はまた、倒れる。


「…ったく」

その瞬間、ユウリの背後から…


(!ユウリっ)


ガシッ

「!…何すんだよっ!?」

男が数人、ユウリを掴み…

「悪いな、ユウリ」

ドスっ

「っー…って…」

ユウリのお腹に殴りかかりー…

(ユウリっー…)

グィっ

(!離してっ)

そして、ルカも男たちに捕まってしまい…

「ルカっー…」


ガっー…

「!?っー…」


ユウリは、男にやられ、その場に倒れてしまったー…


「ったく…手間かけさせやがって。おい、行くぞ」


(ユウリっー…)