「おっと!それ以上近づいてみろ?こいつが死んでもいいのかぁ?」

そう言い、男はルカにナイフを近づける。

(っー…)

ユウリー…っ


「悪いな、あんたに構ってる暇ないんだよっ」


ユウリは男の忠告を無視し、殴り蹴る。


カランっ


「ってぇっー…」



「さっさと自分の船に戻った方がいいんじゃねぇのか?…あんたんとこの船長、とっくにやられてるけど」


「へっ?…船長っ!?」

見ると、あっという間にコーダにやられているザキ。


「っち…今日は見逃してやる!」


そう言い終えると、ザキたちは、すぐさま撤収した。


「…なんだよ、あいつら」


騒ぎが収まり、ユウリはルカの元へと行く。

「ルカ?大丈夫か…?」

「っ…泣」



ルカは、座りこんで泣いており…
ユウリは、ルカを部屋で休ませた。