夜ー…


「なぁに?…話しって」

「…昼間の事だよ」

夜になり、ユウリはシーナを呼び出した。

「ー…」

シーナは、黙ったまま。

「オレが言いたいこと分かるよな?…シーナ」

ユウリは真剣な表情で、シーナに言う。

「だってっー…!なんであの子が、ユウリと一緒にいるの?…私の方がすごく好きなのにっ…」


シーナは、今にも泣きそうな様子でユウリに言った。


「…ルカはー…そんなんじゃないよ。」

「えっ…?」


「ごめん…オレはシーナの気持ちに答えることはできない。」


そう言い、ユウリは帰ろうとするが…


「待ってよっー…ユウリっ!…私やだっー…」

「…オレじゃなくて、シーナは他のやつ好きになりな?…その方がいい」


「ユウリー…」

「じゃぁな、」


「…後で私振ったこと、後悔するからねっ!…バカっー…」


涙目でシーナはユウリに言う。
そしてユウリより先に、その場を離れた。