「お前さえ潰せば、青龍が関西一になれたのに」


「あぁ?!」


「邪魔やねんお前等!!!さっさと解散しとけや!!!」


「お前…!!!」







たったそれだけの為に、白虎を脅して。

たったそれだけの為に、ゆいがあんな目にあって。










「クソが…!!!」


「でも双子なんて誤算やったわ、せっかく"ghost"を使ったのに」


「……………」


「華風って頭良いんやって?そりゃバレるわな」








殴っても殴っても、コイツは笑っている。

まるで痛みなんて無いみたいに。








あぁ、そうか。











「クスリやってんなら痛み感じひんやろ?」


「あー?」


「なら殺したるわ」










そう言って俺は、笑った。











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