「……ひ…と…違いで…す……」
男から顔を背けた
逃げ出したかったけど麻生に腕を掴まれているから逃げられない
「は(笑)?奈々佳だろ?」
状況を理解していない麻生は
“何言ってんだよ”
的なニュアンスで私に話し掛ける
「やっぱり奈々佳だよな?君も奈々佳の客?」
男が麻生に問い掛けると
「もしかして……援交相手?」
ようやく男の正体を理解したのか目を見開いて驚いている
「援交だなんて響きが悪いなぁ
俺は金を出して奈々佳を買っているだけよ?
ねぇ?な~な~か♪」
馴れ馴れしく肩に腕を回して肩を撫でてきた
気持ち悪い
寒気がして一気に全身の毛穴が開いた

