悪魔に恋した私。




「好きすぎて怖い?」




「………うん」



下を向きながら流れ落ちる涙を必死に手の甲で拭った。





















「よいしょ」



ポチの声と共にいきなり宙に浮くカラダ


驚いて顔を上げると


ニッコリと微笑むポチの顔が横にあった。



お姫さま抱っこ??



「え?」




わけがわからない




「こんな格好だと風邪引く」



お姫さま抱っこされたまま部屋に戻された。