悪魔に恋した私。




横を通り過ぎて教室を出て行こうとしたら



「待って!」



腕を掴まれた



「何?

まさか説教?

ホントウザいっ!!」



掴まれた腕を振り払い



「もう終わり!別れるからっ!」



そう言い捨ててこの場から去ろうとしたのに



「これなぁ〜んだ♪」



満面の笑みを浮かべて携帯の画面を見せて来た



「はっ?」


不思議に思いながらも携帯を覗き込むと



そこには私と先生がキスしている姿がバッチリ写っていた



「何……これ、」



「先生と生徒がこんなことしたらダメだよね?

この写メが流出したら奈々佳ちゃんも先生も大変なことになっちゃうよね?」



「脅すの?」