悪魔に恋した私。




「とにかく終点なんだから降りるよ、カバン持って!」




ポチの腕を掴み電車から降りた。





「携帯で時刻表調べられるよね?」




「うん。調べるからちょっと待ってて」




そう言うとポチは携帯を開いて何やら調べ出した。




「わかる?」




「わかるよ〜…あ!
ほら、次に来る電車に乗れば大丈夫だよ」




ちょうどホームに電車が滑り込んで来た。





だけど






「満員だけど……」





電車の中には人が満タンに詰まっている。