「奈々佳。」 「へっ!?」 いきなり名前を呼ばれたかと思ったら 「わっ!」 腕を引っ張られ空き教室の中へと引き摺り込まれた。 「…………誰?」 顔を上げた先には眉を下げた先生がいた。 「………な…なな…なにか?」 冷静に喋ろうと思ったのに動揺して言葉に詰まってしまった。 「……子どもはどうしたんだ?」 子ども?? あ、まだ私が妊娠してると思ってるんだ? 「子どもは………ウェ、」 ヤバい二日酔いで…吐き気が。 手で口を押さえると、 「つわりか!?」 先生が背中を擦って来た。