「…奈々佳…ちゃん」 ポチは目を大きく見開き私を見詰める。 「あのね…奈々佳ちゃん………俺」 静かな部屋にポチの言葉だけが響いた。 「……俺さ………お風呂入って来るね」 「………え?…」 「おっお風呂!!??」 「うん、借りるね」 ってスタスタとバスルームへと歩いて行った。 「何なのよぉぉおお!!!!」 お風呂!? 今のタイミングで!? ていうか…… 「………逃げた?」