「先生が言うと…説得力がある」
「無駄に年を重ねていないわよ?ふふっ」
先生の笑顔を見ると心が和んだ。
「それでね、藤井さん?」
「はい?」
「スゴく言いにくいんだけど…もう勤務時間過ぎてるのよね」
勤務時間?
まだ昼過ぎなんじゃ…
ふと窓に目を向けると
「真っ暗!?」
「藤井さん。お昼から爆睡だったのよ、」
「私、そんなに寝てましたか!?」
ポケットから携帯を取り出して時間を確認すると午後6時を回っていた。
昨日からいっぱい寝てるから寝不足ではないはず…。
どうしてこんなに寝ちゃったんだろう…、
「精神的に疲れてるのね」
「えっ?」

