「これ、食べなさい。」
って先生はメロンパンを差し出した。
「えっ…でも………」
「遠慮しないで、これはあなたのよ?」
私の?
メロンパンを買った覚えは……
「あっ!まさかポチが?」
「彼、ポチって言うの?
可愛いアダ名ね。
藤井さんに渡してくださいって頼まれたの」
「そうだったんですか…。」
「お茶煎れてあげるからこっちに来て食べなさい。」
「はい、ありがとうございます」
ベッドから立ち上がって
先生の座る椅子の前に置いてある
ソファーに腰を掛けた。
「はい、どうぞ」
先生が煎れてくれた温かいお茶を口に含み
メロンパンの封を開けた。

