ゴンッ―
ゴンッ―
ゴンッ―

キンッカンッカンッカンッ!!!
ダダダダダダ…
ドドドドドッ…

ピピピッピピピッピピピッ






「―――〜〜っあ゛ぁー!うっさい!!」

「何なのよ!もう!!」


憤慨してベッドから起き上がる。
カーテンを開けると空は晴れ渡り隣のビルでは軽快で騒音な工事が着々と進められていた。

顔を手で覆うと目元がパリパリしている。
枕も少し濡れてる。


泣いていたのか…

そう。全て夢だったのだ。


とても悲しい夢。。。



「先週ハードだったからなぁ…疲れてたのかな?…。」

もう一度空を見上げる…
そこには6月の重苦しい雲は無く、夏の気配が漂っていた―。

夢だと解ると変に安心する。つい、笑みが溢れてしまうくらいに。



「さて、今日は何をしようかな…?」