実際にあたってしまった男子生徒はそのまま伸びてしまったからか、はたまた狙われたのは自分為関係ないのか…ともかく狙われた黒髪の少年は目線をカミヤへと向ける。
二人の間に嫌な空気が流れ、戦闘が始めろうとした瞬間、思わぬ助けが現れた。
「糞餓鬼共があ!!!俺のクラスで暴れるんじゃねえ!!」
フライヤである。
手には今日使うのか書類が持たれていた。
「んお!!?」
「…ッチ」
罵声と共の入場でその場の雰囲気がガラリと変わる。
教員であるフライヤが現れた以降、他の生徒もそれ以上騒ぎだす事が無かったのでフライヤ自身相当な実力者なのだろう。
場の雰囲気を察してか、カミヤも黒髪の少年もお互い警戒しつつも暴れる事は無かった。
「わ…私は。」
「テメェは職員室に帰っていろ、ここからは俺が仕切る。」
未だ床に座ったままのカノンを帰らせた後、フライヤはカミヤを壇上に呼び寄せた。

