『あの方』と言うのは当然ながら学園長の事である。
カミヤ自身もラックの過去話を本人から聞かされたいるのだからその事を知っているのだが、それを解っているのかいないのか、カミヤの表情は変わらぬままだった。
「ん?従者は二人に仕えちゃいけないとかあんの?」
「いやそれは無いけどありえないだろ!?
この学園の人間関係がどれだけ危ないのか、昨日見ただろ「無いんだな?」
「へ?」
「じゃ、けってーい。」
あっさりと言い放つもラックは納得しない。
まぁ今までと違い、生徒であるカミヤの従者となればおのずと目立つし自分の正体もバレる可能性も高まるのだから納得するはずもないのだが…。
「~だからあ!!俺は学園長の「俺、特待生だよな?」
「う…。」
「特待生ならBクラスのお前に絶対権力があるんだよな~?」
「………悪魔…。」
がっくりと肩を落とすラックを見てカミヤは楽しそうに笑うのだった。

