「ほら…お前は何食うのかまだ分かんないからな、とりあえず無難なのにしたわ。」
「キュキュ?…(カツカツ)…キュ、キューン!!」
「お?気にいった?」
「キューン♪キューン♪」
パタパタと尻尾を振りながら嬉しそうにササミを頬張るユナを見て、カミヤは若干萌えるのだが自分の食事を作っていないのであまりぼんやりしている暇もない。
底の深めになっている金属鍋に火を掛けると油を入れ、みじん切りにしたニンニクとトウガラシを流し込む。
物が炒まる心地よい快音と独特の匂いにカミヤの腹は『早よ食わせろボケ』と、言わんばかりに音を鳴らした。
「……俺も腹減った。」
ニンニクが黄金色になったのを確認すると半分残しておいたササミの細切りと野菜を入れて炒め、全体的にシャッキリとなったら沸かしておいたお湯を食材が入った鍋に移し替える。
さらにその中に塩と乾燥パスタを入れパスタが茹だる間味見をし、焦げ付かないようかき混ぜながら数分待つと、カミヤは満足そうに笑みを零した。
「っし!スープパスタ完成~っと。」

