「おらよ!」
力任せに投げられ、痛みと疲れで起き上がれない俺に男は
「ここはな、奴隷の中でも最下位の処理用奴隷のジャンク品売り場だ。
上手くいけば一体あたりパンを買うより安い値段で買い取られ三日以内で売れ残りゃ処分される使用価値の無くなったゴミ共の最後に行き着く場所さ。
ま…買い取られても実験材料ぐらいにしかならんから一緒かもな。」
鼻を摘まみながらそう言う男はそのまま帰ってしまった。
放りだされた場所は店と言うよりも牢屋に近く、酷い死臭がする。
店員もおらず、代わりにお金を入れる箱が置かれているだけだった。
俺以外の奴隷も手足の無い者、眼の見えない者、満足な治療をされている者は全くおらず、大火傷を顔に負った獣人の少年?は顔がただれウジが湧いているのか常に悶え苦しんでいた。
朝、用務員らしき老人がホースを持ってやって来た。
何をするのかと思ったら勢いよく水を掛けられ部屋は水浸しに、用務員から見た俺らは汚れと対して変わらないらしい。
それに文句を言う人もいなかった。
もうすぐ死ぬのが解っているのに火種を持ちこむなんて馬鹿げてる。

