Ⅹ-story-クロスストーリー


「えー…もうお前らもこいつの顔は覚えたんだろうが…おい、挨拶しろ。」

「あ、はい……名前はカミヤって言います。
えー…年齢とか分かんないんだけどよろしく。お願いします。」

正直こんな自己紹介で良いのか?と疑問に思ったのだが突っ込む人は誰ひとりとしていなかったのでカミヤもそれ以上話さなかった。

「あー…ちなみにコイツの階級は特待生だ、今のところ無所属らしい。」

それを聞いたクラスの生徒は一斉に眼の色を変えた。
ヒソヒソと話をする者、ジーっと観察するように見据える者、反応は様々だがとにかく気持ち悪い。

「とりあえず空いている席に座れ、どこでもいい。」

教卓からクラスを見渡してみると、お世辞にも真面目とは言い難かったが机と人数が合ってない事はすぐに解った。

「ハァ…。」

気だるい返事をしてカミヤはとりあえず一番手近な席に座る。