あたしのせいかもしれない……
あたしがちゃんと…
ちゃんと、話を聞いてあげてれば…

みんなから詩織が三日の停学なったと聞いた。
中学でもあるのか…っと思った。
そんな事はどうでもいい!

あたしのせいかもしれないからあたしは決心した!
授業中が終わり昼休み。あたしは隣のクラスへむかった。
先生がいなかったからあたしはズカズカ隣のクラスにはいった。
もちろんみんなが見ている。
あたしの決心したことは伸哉の本当の気持ちを聞くこと。
「伸哉ー!」
あたしは伸哉の席の前で大声をだす。
「な、なんだよ?」
びびっている伸哉。
「おまえ、詩織の事好きなの!?」
あたしは机をバンっと叩いて伸哉に聞く。
「好きさ」
伸哉は席をたつ。
あたしと同じ背の高さだ。

「ならなんで?なんで冷たくするの?」
「好きだからだよ…好きすぎて緊張するんだ…旨く喋れなくて…旨く笑えなくて…俺だってわっかんねーよ!」
「伸哉…今の言葉…詩織にいって…」
「なんで俺が!」
「このままだと詩織学校来ないかもしれないじゃん!」
あたしはまた机を叩く。
一瞬教室が静まった。
「…わかったよ…いってくる…」
まだ授業があると言うのに伸哉は学校をでた。