小春日和


「ごめん…」

やっと出たのはそんな言葉だった。
もう顔を見ることもできない。

「なんかよく分かんないけどさ、小春が勇気だして一歩踏み出せば何か変わるかもしれないよ」

謝ることしかできない私に紗乃ちゃんはまだ言葉をくれる。

勇気を出して一歩踏み出す。

私が一番できないこと。


でも…何かが変わるかもしれない、本当に変わるかな?
そうか、変わるかもしれない。
私たちはもう友達には戻れない。

だったらこのままずっとモヤモヤしたままのほうが楽なのかな?

それも違うんだろうな。


どのみち、伝えなきゃスッキリしない。
後悔するくせに、やっぱり私はバカだよ…。


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