小春日和



「小春は~??その子のどこが好きなのよ?」

肘でちょいちょいと私の横腹をつついてきた。

「だっだから違うって!!」


お母さんから逃げてまたソファに座った。
読み終わった本をまたペラペラとめくってみる。すると本と一緒に机の上に置いていた携帯電話が鳴った。

ディスプレイには紗乃ちゃんの名前。

「もしもし?」

『小春~明日ヒマ?』

紗乃ちゃんの声はなんか気が抜ける。
明日…そうか明日は土曜日か。

「うんヒマだよ。どうしたの?」

『一緒にケーキバイキング行かない?』

ケーキバイキング……また紗乃ちゃんらしい。
いいよ。と言って時間と待ち合わせ場所を聞いて電話を切った。


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