チモール島が会談場(かいだんじょう)に選定(せんてい)され、超人側はゼノンを全権(ぜんけん)として送り込んだ。神軍側の使者はアッラーである。神軍側は、戦闘の休止、超人の異星(いせい)への移住の二点を提案した。超人側は協議(きょうぎ)の末、条件付(じょうけんつき)で受諾(じゅだく)する事にしたのである。
超人側が示した条件とは、
一、
神軍は二度と超人を攻撃しない。
二、
火星を超人の星とし、独立権(どくりつけん)を与える。
の二つである。
神軍側は、超人が火星から一切(いっさい)出ない、という確約(かくやく)をとると、超人側の提示(ていじ)を承認(しょうにん)した。ここに多大な犠牲者(ぎせいしゃ)を出した超人戦争は、終(しゅう)結(けつ)したのだった。超人は火星を領土として得、南極から大移動することとなった。
超人は神界とは別個(べっこ)の、自分達の王国を火星に樹立(じゅりつ)するのである。超人は無敵の神軍に勝利し、生命を自在に操(あやつ)れると自負(じふ)していた神に“命の尊重(そんちょう)”という概念(がいねん)を、知らしめたのである。
超人側が示した条件とは、
一、
神軍は二度と超人を攻撃しない。
二、
火星を超人の星とし、独立権(どくりつけん)を与える。
の二つである。
神軍側は、超人が火星から一切(いっさい)出ない、という確約(かくやく)をとると、超人側の提示(ていじ)を承認(しょうにん)した。ここに多大な犠牲者(ぎせいしゃ)を出した超人戦争は、終(しゅう)結(けつ)したのだった。超人は火星を領土として得、南極から大移動することとなった。
超人は神界とは別個(べっこ)の、自分達の王国を火星に樹立(じゅりつ)するのである。超人は無敵の神軍に勝利し、生命を自在に操(あやつ)れると自負(じふ)していた神に“命の尊重(そんちょう)”という概念(がいねん)を、知らしめたのである。


