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「あ~…しんど」


「亜姫?帰ったの?」


「うん。今ぁ…」


「そう。じゃあ、京平君よんできて」




え……?




あたしはリビングに入ってみた。
トンカツの匂い。
しかも机に並べられている皿の数がやけに多い。


イコール


「京ちゃんのとこと一緒に食べるの?」


「そうよー。ほんとは暎斗に行かせたかったんだけど行ってくれないし。亜姫が帰ってきてくれて丁度良かったわ」



暎斗(アキト)はあたしの年子の弟。
靴がないからどうやらバスケをしに行ったらしい。



「さんきゅー暎斗!!」


あたしはガッツポーズをしてベランダに出た。




「亜姫っ!!ベランダからは駄目!!」


「はいはーい…」