その夜―

ママは着替えを取りに帰っていて、パパはイスに座ったまま寝てしまっている―。

やっぱり千秋ちゃんは、目覚めない…。

『…千秋ちゃん~…。』

千秋ちゃんはいつも
明るく『ルピー☆』って呼んでくれてた…
だからぼくは寂しくなかったんだ。