「ほら、陽菜なにぼーっとしてんの。もう、片付けだよ。」 「ごめん、春ちゃん。」 そして、あたしは、部活で使ったタイマーを戻しに、体育倉庫に向かった。 「よいしょっと。」 タイマー置く場所はかなり高い位置にあるから、背伸びしないと、とどかない。 「あと、少し…。」 ―フラッ― えっ!? ドカッ