「ちょっと!早く起きてよ!」 …始まった 母の怒鳴り声、 勢いよく開けられるドア 憂鬱すぎる月曜日 12月のこんな寒い日は 布団から足を出すのも 気が引けてしまう。 正直朝なんていらない、 そう思ってしまうのも あたしだけじゃないはず。 「さむい~」 冬は口癖になる言葉を 朝から何度も繰り返し ゆっくり準備を始める。 一般の女子高生生活を 平凡に過ごしていた。