こころ、ふわり










放課後。


私はまず弓道部の顧問の先生と主将に、修学旅行の実行委員になったことを伝えに行った。


毎週金曜日は実行委員会があるので、練習に参加するのが少し遅くなることを伝えた。


毎年のことなので顧問の先生は理解を示してくれたし、主将も特に問題はないと言ってくれたので、とりあえず部活の方はクリアした。


星先生に渡されたノートとペンケースを持って、私と真司は指定された教室に向かった。


各クラスの実行委員になった男女がパラパラと席についている。


私と真司も空いている窓際の席に座った。


真司は早速あくびをして、やる気なんてまるで無さそうに頬杖をついてグランドを眺めている。


教室のドアが開き、またどこかのクラスの実行委員になった2人がやってきた。


なんとなく目を向ける。


私はその人を見て思わず息を飲んだ。


女子生徒の方を、私は知っている。
彼女は徳山先生の恋人の子だった。


隣には同じ実行委員であろう大人しそうな男子生徒がいた。