こころ、ふわり



コンビニで待って1時間ほど経った頃、芦屋先生から電話が来た。


私がコンビニにいることを伝えると、すぐ向かうと言ってくれた。


先生を待つ間、私はホットコーヒーとカフェオレを購入してコンビニの外へ出た。


私と先生が2人きりで会うのは本当に久しぶりだったから、なんとなく緊張もしたしこれから私が話そうとしていることで先生がどんな反応を示すのか、とても怖かった。


少し距離を置きたい、と伝えるつもりだった。


芦屋先生が学校にいられるように。
追い詰められたりしないように。


私と付き合うことで先生が不幸になるなら、これからの付き合い方を考えなくちゃいけない。


悩んで出した答えは、距離を置く。
それしか考えられなかった。





しばらくして、雨がポツポツ降ってきた。


空を見上げていると芦屋先生の黒い車がコンビニの駐車場に停まる。


私はすぐに車の助手席に乗り込んだ。


「ごめん、遅くなって」


芦屋先生は本当に申し訳なさそうに私に謝ってきた。