━━━━━でも、この時の私は知らない。 このキスが先生との、最後のキスになるなんて。 先生と2人で過ごすことのできた数少ない日の1日になるなんて。 この時はまだ私も先生も、知らなかった。 私はただただ先生のことが大好きだったし、きっと先生も私のことを好きでいてくれたと思う。 それでも、やっぱり私と先生の関係は、恋人以前に先生と生徒。 それ以上になってはいけなかった。 本当はダメだったのだ。