朝食を抜いたせいで貧血になるなんて思ってもみなかった。
食欲が無ければ朝食をとらない日は今までもあったのに、よりによって今日なんて。
芦屋先生の大事な初日に。
しかも最初の挨拶の時に。
私のせいで台無しにしてしまった。
あれからどうなったのだろう。
青ざめる私に、クニコ先生が優しくニッコリ笑いかける。
「さっきあなたのクラスメイトが2人、心配して来てくれてたわよ」
菊ちゃんと……誰だろう?
「とりあえず今日は授業も無いし、もう少し休んでいって。部活は休むように顧問の先生に伝えておくから」
クニコ先生はこうと言ったら聞かないので、部活は行きたいと言っても無駄だろう。
私は大人しく「はい」と返事をして、もう一度ベッドに横になった。
それを見て、クニコ先生は静かにカーテンを閉めた。



