職員室へたどり着いた私は、廊下から中の様子を伺ってみた。
星先生が自分のデスクで何か仕事をしているのが見えた。
すぐに見つかって良かった、と内心ホッとしながら職員室のドアをノックして中へ入る。
放課後になったばかりということもあり、職員室の中にはほとんどの先生たちがいた。
もちろん、芦屋先生もいた。
芦屋先生は職員室へ入ってきた私の方を見ていたけれど、すぐに視線を手元に戻していた。
そんな先生の横を通り過ぎて、私は奥のデスクにいる星先生に話しかけた。
「星先生」
「あら?吉澤さん」
星先生は私に気づくと笑顔になった。



