時間ギリギリでどうにか絵を仕上げた私は、授業の終わりに芦屋先生に無事に提出することができた。
提出した時、先生は私のことを見てはいなかったけれど、私が描いた絵をじっと見ていた。
しっかり目が合うことは無かったけれど、先生の笑顔が見れたからそれだけで良かった。
月曜日の授業がすべて終わり、部活に行くという菊ちゃんに別れを告げた私は、カバンを持って帰ろうと教室を出た。
廊下に出たところで、私はふと思い出したことがあったので足を止めた。
修学旅行のホテルでの部屋割りをホームルームに決めたので、詳細を担任の星先生に伝えなければいけなかったのだ。
急いで教室へ戻り、机の中から実行委員会の時に使っているノートを取り出し、クラスで決めた部屋割りを書き込んだ。
そのノートを手に、職員室へ向かった。



