娘が、自殺をした。

遺書にはこう書いてあった

『あんたら全員と同じ空気を吸いたくない』

だった。

息子はそれを冷たい目で見て、夫は興味なさそうに見ていた


この娘は、私が信じてない、愛情を注いでないと思っていた。

いや、そう思い込もうと、必死に自分に嘘をついていた。

私はこの子にも、息子と同じように愛情を注いだつもりだ。


なのにこの子は、自分が悲劇のヒロインになりたいために、自殺の根本的原因を私のせいにした。


いや、別にそれはどうでもいいこと。