意地悪な先輩〜バレー部の二人の王子〜

2セット目。

浅田先輩が言った通り、1セット目とは大きく状況が変わった。

水嶋先輩だけでなく、コートの6人全員からすごくやる気が感じられた。気迫と言ってもいいぐらい。


「すごい。西高相手に、互角の試合をしてるわ」

「うちの男子って、やる気を出せば結構強いのよね」

「相手は西高ですよ。結構どころじゃないと思います」

「それは…まあ、いいわ」


そして接戦の末、2セット目を制したのは、うちの高校だった!
スコアは25−23。


お兄ちゃんが悔しそうな顔で私を見たので、ピースサインをしてやった。

私の横では、浅田先輩がお兄ちゃんに手を振っていた。
お兄ちゃんは、訳が分からないという感じで首を傾げた。