意地悪な先輩〜バレー部の二人の王子〜

『俺に任せろ』って先輩は言ったけど、バレーは団体競技なのよ。いくら先輩が頑張ったって、勝てるはずない。

何だか、泣きそう…


「ただいま…」

「あら、早かったわね? すぐご飯にしましょう?」

「私は要らない。ご飯どころじゃないから」

「あら…。今日のおかずは、メグの大好物のハンバーグなのよ」

「ハンバーグ? やっぱり食べる!」

私って、やっぱり食いしん坊だなあ…


そして食卓で。

「お義母さん、話は聞いてたでしょ? お兄ちゃんに何か言ってやってよ」

「でもねえ…。徹はメグを溺愛してるからねえ。言っても無駄よね?」

お兄ちゃんは無言で頷いた。

「お兄ちゃんも、彼女を作ればいいじゃない!」

「俺はメグさえいればいい」

「徹は昔からシスコンだからね…」

え?

お兄ちゃんがシスコンだなんて、ちっとも知らなかった…