「……これから、どうするつもりだ?」 彼が窺うように私を見て問いかける。 ……これからどうすればいい? ……どこへ行けばいい? 頭の中で自分に問いかけるが、私を納得させる答えはやはり出てこない。 表情を曇らせ俯く私を見て、彼は少し困った顔をして頷くと、ポンと手を叩いて笑った。 「とりあえず、飯にしよう」 彼の突然の提案に思わず目を丸くすると、彼に強引に腕を引かれ……眩しい光の中へと飛び出した。