……この世界に神などいない。 もしもいるのだとしたら、何故俺達を救ってはくれなかったのだろうか。 いや、仮に神がこの世に存在したとしても、神は人間など救う気はサラサラ無いのかもしれない。 こんな愚かで汚れた世界など……救う価値などありはしないのだから。 薄暗い小さな部屋で、クスクスと笑った。 ……俺はもう……狂っているのかもしれない。 遠い、遠い遥か昔に……俺の心は壊れてしまった。