「何がいい?適当に買って来たんだけど、好きなの選べよ」 そう言って彼は机の上にコンビニ弁当を広げた。 鮭弁当にカツ重、唐揚げ弁当にオムライス。 ナポリタンに焼きそば、蕎麦に冷やしうどん。 目の前に広げられた弁当達に……見ているだけでお腹がいっぱいになった気分になる。 「こんなに誰が食べるの?」 私のその問いに彼はニヤリと笑って『俺』と短く答えた。 そういえばお昼のファーストフードでも、彼はハンバーガーを山の様に食べていた気がする。