霊務3

「頑張れ霊務-18」





「さ、里子?!

何してるんだよ!
逃げるよ!!」









そう言うキサラに対し
ここは私に任せて
と言わんばかりに
スッと手を上げて
応えた。









静かな物腰で
ゆっくりと
オジサンに近付く。








その凛とした姿に
いつものネガティブな
里子の顔はない。









一瞬、
人が変わったかと
思うくらい、
ドキッとする程だ。









「ねえ…」









一言呟き、
真っ直ぐオジサンの
目を見ながら歩いてくる









「…何か理由が
あるのでしょう?

私…人を見抜く目は
あるんです…

そこまでして
霊務をさせたい事…

たった数日では
あるけど、
田中さんが
そんな無理強いする
人ではないのは
分かっています…

どうか…
理由を教えてください」









みんな注目が集まった
静まりの中での
その言葉は、

先程キサラが
大声を上げた
何よりの言葉より、

オジサンの胸の中に
強く響いた。









すると…

何とオジサンは……