霊務3

「頑張れ霊務-17」






「…いいや。

強制でも何だろうと
してもらうよ」










半ば強引に
オジサンは霊務を
教えようと考えている。









そんなやり方が
気にくわないキサラは
改めて怒りをぶつけた。









「アンタが
そんな人とはね!

本人の了承も得ないで
話を進めるなんて…!

所詮大人なんて
信用できない
存在だよ!!

いくよ里子!!」









ググッと無理やり
体を動かそうとする。








オジサンも、
さほど霊力が
高くない為、

力ずくでなら
多少動ける。









このまま金縛りを
振り切って、

この場を去りたい。








「待て!
どこへ行くんだ!」









オジサンも負けじと
金縛りをかけ続けながら

キサラを止めようとする









「どこに行くも何も、
もう生き返るのさ!

こんな世界に
いてられない!

分かったら…

離せ!!!!!!!」









ウ゛ォン!!!!









キサラの強力な音波に

金縛りで
手をかざしていた
オジサンは
自分の耳を塞いだ。









「いいっ!?

何ちゅー声だ!!」









金縛りが解けた瞬間
キサラは里子の手を
引いて走り出した!









「さあ!今だ!
行くよ!」









しかし…









ガクン!!









引っ張ったハズの
里子の体は
そこに強く留まり、

勢いでキサラは
体勢をよろめかした。










そう…

里子はこの場を
動こうとしなかったのだ